ティファニーで朝食を
いつの時代も男はとんでもない女が好きなのね。
って思いました。
簡単に説明すると、
90年代初期のトレンディドラマによくあった「ぶっとび」女が真実の愛に気づくまで
みたいな感じです。
せりふやしぐさ、人物設定なんか、本当にトレンディドラマそのまま。
たぶん、これが上映されていた当時
若者には受け入れられたけど・・・っていう感じだったんじゃないのかなあ、
って苦笑いしてしまうような・・・
でも何が良い、って、オードリー・ヘプバーン演じるホリーのスタイリング!
きらびやかなんだけど役どころ的にいつも違う服を着てるってわけじゃなくて
かなり同じ服を着まわしている感じなのに、かわいいの。
使われているフリンジ付きの耳栓は、探し出して買いたいくらい!
パジャマに使っているオレンジのガウンも、
ポールとデートした時に着ていたオレンジのコートも、うっとり。
ヘアスタイルも素敵すぎ。
今は無理だけどもう少し伸びたらぜひ真似したい感じです。
しかし・・・
ほんとなんつうか・・・
本当に好きになってしまった人の前では
あんなにとんでもないことしたり言ったりできないもんです。
どうでもいいからこそ気楽にぶっとんでいられるわけですから。
どちらかというと
「スクランブルエッグもできなかったわたしがチキンライスwww」みたいな
「あの人のためなら禁煙だって喜んでできちゃう!!w」みたいなほうが、よくある女の純情のほうです・・・
が、やっぱり純情がうまくいかないのは当時も同じで、
別に好きとかそういうんじゃなくて、友達だから安心してわがままも文句も言えるし
いつも通りの自分のふるまいができちゃうんだよね〜、ってほうのメンズが
なぜか自分のこと好きになってくれちゃったりして
「そういうつもりじゃなかったのに!」と友達をなくしたような思いでがっかりするやら
「このひとは素のわたしを受け入れてくれる・・・」とうれしいやら
でもそういうのに甘えてあぐらをかいちゃう悪い女にはなりたくないから距離を置くものの、
でもやっぱり居心地良いし何やらで、また連絡とってみちゃったりして
とかいうのも当時も今も女の気持は一緒なのかよ・・・
と、しみじみ感じるような映画でした。
とりあえずお手本にするのは服装と小物だけにします・・・
耳栓欲しいなー(使わないけど)と思ったのですが
いくらぐぐっても類似品売ってないみたい。
なので、会社から少し離れた場所にある手芸店でそれっぽいのを作ってみるのもいいかも、と思いました。
La droguerie
東京都渋谷区神宮前4-13‐9
http://www.ladroguerie.jp/top/top_left_right1.html
サイトの作りは首をかしげる感じですが、ラインアップは映画の世界観に近そう。
怖いのは、
とんでもない女を好きになってくれた「優しい運命の人」を純粋な気持ちで大好きになっちゃったら、
・・・どうなるんだろう?
やっぱり、駄目になっちゃうのかしら。というところ。
とんでもない女は情に厚いものですよ。だから、そのあとを思うと怖くなります。